ちりたびメモ

旅の記録や思い出を書いています。

ロンドン旅行ログ(2019年) - 3.イギリス旅行:2日目

2日目は一日中ロンドン観光をしました。
事前に一番悩んだのは、地下鉄に乗るタイミングです。
なぜならロンドンの地下鉄は、そのエリア区分と時間帯で運賃が変わってくるからです。
なので運賃が安い時間を狙うか、それとも運賃は割高でもいいから早く行動するか……色々悩んだ結果、やや高い方の運賃を払って早くから行動する事にしました。

 

[参考ページ]

world-study.com

 

ちなみにこの日の歩数は2万歩位でした。歩きながら景色を眺めるのが好きなのと、駅やバス停まで歩いたりする事が多かったので、結構歩いた日だったと思います。

 

 

2日目:2019年12月1日

起床

こちらはホテルのベッドの写真です。快適で、よく眠れました。

朝食

イギリス旅行中は、3日目(エディンバラ日帰り旅行の日)を除いてはホテルで朝食をいただきました。ビュッフェスタイルで、好きな食事を選べるのが楽しかったです。
ちなみに個人的に好きだったのはポリッジ(洋風お粥)です。

※下記の写真には写っていません。

私はポリッジの味が好みでしたが、食感がどろっとしているので人によって好き嫌いが分かれるだろうなあと思いました。

 

朝の移動

この朝の移動中、偶然 Luke Evans ルーク・エヴァンス(俳優・歌手)さんのデビューアルバムのポスターを目にする事ができました。
この旅で見れたらいいなあ……と思っていたので嬉しかったです。

 

10:00頃 『Petticoat lane Market』着

この旅行で、どうしても行きたかった場所の一つが『Petticoat lane Market』です。

 

[参考ページ] Petticoat Lane Market ( visitlondon )


なぜならバンドThe Yellow Monkey の昔(解散前)のファンクラブ名が『Petticoat lane』だったからです。

が、この『Petticoat lane Market』、Googleマップ上にはあっても、実際の場所には看板も標識も無かったです。
なので心配になって、現地の警備員スタッフみたいな方お2人に「地図上の『Petticoat lane Market』って、この場所ですか……?」とGoogleマップを見せて尋ねました。
そしたらわざわざGoogleマップをよく見て確認して「この場所で合ってるよ」と言ってくださり、ほっとしました。

 

『Petticoat lane Market』は、手頃な値段の雑貨や洋服がメインで売られていました。なのでどんな物があるのか、眺めながら歩くのがとても楽しかったです。
この場所の雰囲気はどちらかといえばガヤガヤしてて親しみやすい雰囲気で、The Yellow Monkey の音楽の雰囲気にぴったりだなあと感じました。

 

またこの場所、私の好きなスパイ小説『リヴィエラを撃て』の舞台にもなっている事を後日知りました。

www.shinchosha.co.jp

www.shinchosha.co.jp


私は学生時代、この小説がきっかけでアイルランドやイギリスに興味を持つようになりました。お話の内容は簡単ではないですが、夢中になって何度も何度も読み返している小説です。

なので偶然とはいえ、そんな大好きな小説の舞台になった場所を訪れていたと知ってびっくりしました。現地を訪れた後再度その部分を読み返すと、現地の雰囲気を思い出しつつ読むことができて良かったです。

 

 

『Petticoat lane Market』を歩いた後は、すぐ近くにあったイタリアっぽい感じの露店でお菓子を1つだけ買いました。
じゃりじゃりした砂糖の食感が美味しかったです。

 

それから次の目的地へ行く途中にも、他のお店でホットドリンクとお菓子を食べました。風が強い日だったので、温かい飲み物と甘いお菓子が美味しかったです。

 

11時台 『Fashion and Textile Museum』 着

この旅行で、ロケ地以外に行ってみたかったのが『Fashion and Textile Museum』です。

fashiontextilemuseum.org

Textile (布地)には模様が描かれている事が多く、私は模様や文様が大好きなので見てみたかったのです。
この時はデザイナーZandra Rhodes さんの衣装展が開かれてました。

fashiontextilemuseum.org


服も展示方法もおしゃれで素敵でした。
そして何より一番目を惹いたのは建物の外観。強めの色合いとガラスに書かれた建物名が、格好良く決まっててすごく素敵だなあと思いました。

そして大満足してMuseumを出た後、『ロンドンの公衆トイレは見つけにくい&有料のトイレもある』という事を思い出し、慌ててすぐにMuseumに戻ってお手洗いだけ使わせていただきました。とても助かりました……!

 

[ 参考ページ ]

allabout.co.jp

 

その後は歩いたりバスに乗ったりして、次の場所へ向かいました。ロンドン中心部では、レンガで造られた建物と高層ビルが入り混じった景色を多く見ました。不思議とどちらもバランス良く馴染んでいて、興味深いなあと思いました。



この時、偶然路線バス(2階建て)の2階最前列に乗れました。バスが移動している最中に、階段でバスの2階に登りました。乗客が階段を登っていてもバスが止まる事は無かったので、体のバランスをとりつつ急いで移動しました。
バスの2階は眺めが良くて凄くテンションが上がりました。楽しかったです。

またこの時はバスの2階にお客さんがいなかったので、持っていた人形で記念撮影をしました。

 

 

13:00頃 『Battersea Power Station(バタシー発電所)』 着

発電所は工事中みたいだったので、とりあえず近くに寄れる所まで行ってみました。

この場所はThe Yellow Monkey がアルバム『SICKS (1997年)』のジャケット撮影などを行った場所です。

theyellowmonkeysuper.jp


またイギリスBBCドラマ『SHERLOCK』でも、こちらで撮影が行われました。

www.mystery.co.jp

 

『SICKS』は、1997年1月にリリースされた6枚目のアルバムです。『薬局へ行こうよ』のようにポップな音楽もあれば、ギラギラした音楽やダークな音楽もあって個人的に好きなアルバムです。今の『Battersea Power Station(バタシー発電所)』に撮影当時の面影はあまり残っていないのかもしれませんが、大きな発電所の建物に広い空など「こんな空気感の場所なんだ」と直に感じることができてよかったです。


発電所の中が見れないのは残念でした。
ですがこうやって工事が行われている風景もまた、迫力があって良いなあと思いました。

ちなみに現在では工事が終了し、発電所はショッピング&レジャー施設になっているそうです。ホームページを見てみると、発電所のデザインを活かしていてとてもおしゃれな施設になっているなと思いました。

batterseapowerstation.co.uk

 

じっくり発電所を見た後は、地下鉄に乗るために駅まで歩きました。
大通りや大きな川沿いをひたすら歩いたので、色んな建物を見る事ができて楽しかったです。

 

14:00頃〜15:00頃 教会『St Cuthbert's Church』見学

地下鉄に乗って教会の最寄り駅『Earl's Court』に着きました。
駅を出て地図を見つつ歩きましたが、周りは静かな住宅街で『本当にこっちかなあ……』と不安でした。


ですがしばらく進むと教会が見えて、本当にほっとしました。

その後教会に到着してから関係者の方に声を掛け、教会内の見学&写真撮影にオッケーをいただきました。
(※通常は、教会『St Cuthbert's Church』は一般公開されていないようです。詳細は下記ホームページをご覧ください。)

www.saintcuthbert.org

 


木の扉を開くと、中ではこの後開催されるコンサートを行う方々がリハーサルをされていました。
なので邪魔をしないように、そっと中を歩き回りました。と言っても教会の中はそんなに広くないので、全体を見て周るのにそんなに時間はかからなかったです。

教会のガイドブックには『Victorian church』と書かれていたので、「ヴィクトリア様式の教会」かと思います。(教会の建築をスタートしたのが1876年みたいです)

 

The Reredos. (教会の祭壇飾り)

 

The Lady Chapel.

 



でも何に圧倒されたかといえば、全体的に施された細かい装飾と厳かな雰囲気です。石も木も繊細で美しい装飾が施されていて、とにかく凄いなあと思いました。

どの作業も、手間と時間を惜しみなく費やしたんだろうなあと感じました。
『BEAUTIFUL』のおかげで、こんな素晴らしい場所と出会う事ができ、嬉しいなあと思いました。

youtu.be

 

[ 『BEAUTIFUL』の歌詞 ]

www.yoshiikazuya.com

 

『BEAUTIFUL』という曲は日常のささやかな幸せを歌っている一曲だと思います。が、『幸せ!』という強い気持ちよりは、柔らかくて優しい手触りの幸せを歌っている歌詞だなあと感じます。でも少し悲しくなるような要素も含まれていて、とても奥深いなあとも思います。機会が無くて教会で『BEAUTIFUL』を聴いてはいませんが、すごく音楽の静かな雰囲気に合った場所だなあと感じました。

 

その後リハーサル中の方々が休憩されてる際に「写真撮ってもいいですか?シャッター音、邪魔にならないですか?」と聞いたら「気にならないんで、写真良いですよ」とお返事いただいたので、色々と撮らせていただきました。

 

ちなみに教会内にはピアノが数台あったので、『どれかを『BEAUTIFUL』で使ったのかも……?』と思いつつじっと見たりしました。

 

この時、協会の出入り口近くに教会のガイドブックやポストカードなどが売られているのを見つけました。
売り上げは教会のRestoration Fund(修繕基金)に充てられるいうこともあり、ガイドブックを買おうと思いました。
が、この時周りに教会関係者の方がいらっしゃらなかったのと、ちょうどよい金額を持っていなかった(お釣りが必要になる金額しか持ってなかった)ので、後でコンサートの時にどなたかに尋ねようと考えました。

 

15:30 カフェで軽食



一通りじっくり教会を見させていただいたので、一旦外に出ました。
そしてコンサートの前に、少しお茶しようと思いました。
地図を見ると、『Earl's Court』駅の反対側出口にはカフェがありました。
なのでそこへ歩いて行って、お店で休憩しようと決めました。

教会からカフェへ向かう途中、ホテルを何軒か見かけました。旅行準備中はこのエリアに泊まる事は考えていなかったのですが、静かで落ち着いたエリアだった&地下鉄の駅から近くて、滞在するのにいい場所だなあと思いました。

 

カフェではカヌレとホットドリンク(多分カフェ・オ・レ)をいただきました。少し混み合っていましたが、とりあえず座って休憩できて嬉しかったです。

 


16:30〜17:30頃  教会『St Cuthbert's Church』コンサート

コンサートの為にもう一度教会『St Cuthbert's Church』に戻ってきました。
教会の前方・The Reredos. (教会の祭壇飾り)前のイスには、既に何名か座ってらっしゃいました。


教会関係者の方に「観光客ですが、参加してもいいですか?」と伺うと快く「どうぞ」と言っていただけました。
続けて「教会のガイドブックを購入したいんですが、お札しか持ってなくって……お釣りはありますか?」と聞くと「大丈夫ですよ。ではまたコンサート後に」とお返事を頂きました。
なので、うきうきしつつ席に座りました。
コンサートで演奏してくださったのは4名(フルート、ヴァイオリン、チェロ、オルガン)で構成されたグループでした。
教会で聴くクラシック音楽はとにかく音が美しくて、このコンサートに来れて良かったなあと思いました。
途中歌声を聴く機会もあり、『吉井さんの声も、こんな風に美しく響いたのかなあ……』とぼんやり想像しました。

コンサートの後は、コンサートで演奏した方々との交流会&寄付金集めの時間のようでした。
が、私は明日の朝は早起きする予定ので、協会のパンフレットを買ったら早めにおいとましようかと思っていました。

 

そこでコンサート前に声を掛けた教会関係者の方を見つけて「すいません、教会のパンフレットを買いたいんですけど……」と声を掛けました。
その方は「ああ、そうでしたね。ちょっとお待ちください」と言うと、コンサートを演奏した方々が持っていた寄付金入れのカゴを覗いていました。私はまさかそちらからお釣りを頂くと思っていなかったので、びっくりしつつ待っていました。


が、どうも私のお釣りに必要なだけの小銭がないようでした。

パンフレットは売りたいけどお釣りがない。
そして私はパンフレットは絶対買いたいけど、お釣りがないのも困る。

そうしていると他の教会関係の方も1名『どうかしたの?』って感じでこちらにいらっしゃいました。
状況を手短に説明すると『困ったわねえ……』という表情をされてました。

そうして3人で膠着状態になりました。

 

そんな時、ふとアイデアを思いついたので試しに言ってみました。

 

「あの、まず私がパンフレットを買います。
そしてお釣りを、ある分だけ貰います。
(パンフレット代の)残りは、こちらに寄付します」

 

と私が言うと、教会関係者の方々も「OK!」という言葉と共にとてもほっとした表情になってました。多分私もほっとした顔になっていたと思います(笑)。個人的にはこんな『釣りはいらねえぜ!』みたいなセリフ、海外で言うとは思っていませんでした(笑)。
その後私はコンサートで演奏してくださった方々に「ありがとうございます。とても素敵でした」と言い、教会関係者の方々にお礼を伝えてから教会を出てホテルに帰りました。

 

晩ご飯

地下鉄で、1時間ほどかけてホテルに帰りました。ホテルに着いた後は少し休憩しました。

 

その後晩ご飯を食べに行きました。が、遠くへ行く体力は無かったのでホテルのすぐ横にあるお惣菜屋でご飯を頂きました。

カジュアルな感じのお店で、店内には透明なショーケースがあり、その中にある総菜を何種類か選んでお皿に盛ってもらうスタイルでした。


まず最初に鶏肉を赤いソース(多分トマトソース)で炒めたものを選びました。
がっつりお肉が食べたい気分だったので。
もう一つ選べたので、ショーケースの中で一番目を惹いたじゃがいも(丸々1個)にしました。

 

これを注文した時に、店員さんから『本当にそんなに食べんの??』という視線が向けられましたが、無言で『食べたいから食べるもん!』と気合で押し切り注文しました。

 

そしていただいたのがこちら。……予想以上にすごいボリュームになりました。
私が店員だったら、確かに心配する……(笑)。ドリンクをお茶にしておいて良かったなあと思いました。
最終的には完食しました。食べ応えもあり、美味しかったです。